長崎県内8月求人1.21倍 23カ月連続高水準

 長崎労働局が1日発表した8月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント減の1.21倍だった。23カ月連続で1.2倍台の高水準を維持した。
 有効求人数(同)は前月比2.8%減の2万7861人。有効求職者数(同)は同0.9%減の2万3063人だった。
 新規求人数(原数値)は前年同月比12.3%減の9190人で、2カ月ぶりに減少した。産業別では、セルフレジなどの導入で省人化の取り組みが加速している卸売業・小売業が同12.5%減、留学生アルバイトの活用なども進む宿泊業・飲食サービス業が同27.8%減だった。
 一方、労働者派遣業からの求人が増加したその他のサービス業が同10.5%増えた。新規求職者数(原数値)は同8.0%減の5185人で、3カ月ぶりに減少した。

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