北山宏光が酷暑のなか役作りで減量「サラダチキンを食べる夜を過ごした

10月9日からテレビ東京ほかで放送されるドラマパラビ「ミリオンジョー」(水曜深夜1:35)の記者会見が都内で行われ、主演のKis-My-Ft2・北山宏光、共演の萩原聖人、今泉佑唯、深水元基、永野、そして監督を務めた榊英雄氏が壇上へ上がった。

十口了至氏原作、市丸いろは氏作画による同名マンガの実写化となる本作は、国民的大ヒットマンガ「ミリオンジョー」を手掛けるマンガ家が急死し、担当編集者・呉井聡市(北山)がその事実を隠蔽(いんぺい)し、さまざまな策を弄して連載を続けることにするが…という内容。

撮影は真夏の暑い時期に行われ、登壇者の全員が「暑かった…」と一言付け加えて振り返るほどの過酷な撮影となったようだ。そんな中、北山は呉井という役について「どんどん精神的に追い込まれていく役どころなので、まず見た目に説得力を…ということで3、4kgの減量をしました」と告白。どのようにダイエットをしたのかと聞かれると「コンビニのサラダチキンを食べる夜を過ごしてました。アレは湯煎するのが一番うまいということが分かりました」と思わぬ発見があったことを報告した。

さらに、原作の呉井は“左利き”であることから「実際にやるとしたらどうしましょうかということを監督とも話し合いました。やるとなると、1カ月ほど前から左手を使う練習をしなければいけないなということもあったので。原作ファンの方もいらっしゃいますから、自分でできることはなんだろうということを探りながらやっていった感じでした」と今回の役作りについて語った。

今回のドラマはピンチの連続。そこで、最近あったピンチについての質問が飛ぶと、北山が「本番で急にセリフが出なくなってしまうことがあった」と答え、永野も「サウナで滑って腕と腰を強打し、激痛の中での撮影」とそれぞれにあった危機を披露。そんな中、今泉の「タクシーに乗ったらお金を持ってないことに気づいて、そのまま引き返してもらって家に戻った」というピンチに対して、思わず永野も「レベルが低いピンチだな!」というツッコミを入れる一幕も。

そんな永野は、本作が本格的な連続ドラマ初挑戦。「お笑い芸人がドラマにチャレンジするというのは、面白いアドリブとかを期待して呼んでくださった部分があると思うんです。作品のちょっとしたスパイスといいますか。今回はそういう期待を全部裏切った…というか、永野としての面白さはゼロです!」といつになく真剣な表情を見せ、「自分で言うのもなんですけど、すごい芝居をしました。足さず引かずで本当に真面目にやりました。これは遊びじゃないんだぞっていう」と述べ、役者としての自信をのぞかせた。それに対し北山は、「永野ファンからしたらガッカリですよ」とツッコミ、会場は笑いに包まれた。

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