富山もよう「ベスト100」 グッドデザイン賞 ラッピング紙面や商品開発

受賞した「富山もよう」のラッピング紙面と、デザインを活用した各種プロダクト

 文化や自然など、富山の魅力をデザイン化した北日本新聞社の「富山もよう」が2日、日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞した。 

 「富山もよう」は14年、立山連峰やシロエビをデザイン化した北日本新聞のラッピング紙面からスタート。ライチョウやガラスなどをモチーフに11柄を発表している。テキスタイルデザイナー、鈴木マサルさんが全てのデザインを手掛ける。紙面だけでなく、県内外の企業と連携し、富山もようを活用したさまざまな商品開発も行う。これまで名刺入れやタオル、風鈴、マスキングテープなど約20種類を販売し、人気を集めている。

 審査では、新聞を起点に多方向に展開し、シビックプライドを醸成していることが評価された。デザインを担当した鈴木さんは「富山の人に支えられて継続できた」とコメントしている。

 グッドデザイン・ベスト100は、その年の全てのグッドデザイン賞受賞対象の中から100点選ばれる。ベスト100の中から特別賞各賞が選ばれ、31日に発表される。

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