50分授業やALT常勤 氷見「西の杜学園」

西の杜学園の校舎完成イメージ図

 ■校区外からも募集

 氷見市は11月、来春開校する義務教育学校「西の杜(もり)学園」の児童生徒を市内の就学指定区域外から募集する。小中一貫教育特認校として5、6年生で50分授業を行うほか、教科担任制の導入、外国語指導助手(ALT)の常勤など特色ある教育を展開する。校章と校歌も決まり、2日の定例記者会見で林正之市長が発表した。

 1~9年は6年間の前期課程(小学校)と3年間の後期課程(中学校)からなり、1~4年を基礎・基本期、5~7年を習熟・接続期、8~9年を充実・発展期と位置付ける。中学教諭が前期課程の授業を行うなど、小中の垣根を越え、きめ細かく指導する。人数が少なく複式学級となった場合でも充実した教員体制を生かし、実質的には単式学級同様の対応を取るという。

 募集期間は11月1~25日で、転入学の条件への合致や市全体の学級数への影響などを考慮し、12月中旬に可否を通知する。学園の詳細について、市学校教育課は16~18日と23~25日に窓口で説明する。

 校章と校歌は西部中のデザインとメロディーを基本につくった。

 学園は現在の明和、速川、久目の3小学校と西部中学校が統合する。西部中で進めている校舎の整備が遅れ、速川小校舎を使って来春開校。2学期から本来の校舎で授業を行う。

西の杜学園の校章

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