高校野球硬式の海星で、強力打線とともにチームを支えたのが柴田と江越の両右腕。この日は、自身初の3連投となった先発柴田が「疲れが残って思うようなボールがいかなかった」と悔やんだが、今季の弱点と言われていた投手陣が準Vの立役者となった。
軟投派と本格派の継投で全国の強打者を打ち取ってきた。準決勝は夏の甲子園優勝校の履正社(大阪)を撃破。その原動力となった柴田が「緩いカーブを捉えきれずに振ってくれた」と言えば、江越は最速146キロの直球を生かした強気な投球を披露した。江越は最後に「みんなと長く野球をできたことがうれしかった」と懸命に後ろで守ってくれた仲間たちに感謝した。
卒業後はともに大学で競技を続ける。柴田は「木製バットに早く対応して、まずはベンチ入りが目標」、江越は「150キロ出したい」とさらなる成長を誓い、思いが詰まったユニホームに別れを告げた。
海星・柴田、江越 成長、快進撃の原動力に 大学で飛躍誓う
- Published
- 2019/10/03 13:42 (JST)
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