季節の進み遅れる 高温に関する情報も 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は3日、向こう1か月(10/5~11/4)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすく、東・西日本では、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み。

 週ごとの予報によると、1週目(10/5~10/11)は北日本で一時的に寒気の影響を受ける予想だが、全国的には気温が高く、東・西日本ではかなり高くなる見込み。天気は全国的に数日の周期で変わるが、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多くなりそうだ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(10/12~10/18)は、本州付近で偏西風が北に蛇行し、暖かい空気に覆われやすくなる。このため、気温は東日本・西日本で高くなりそうだ。一時的に寒気の影響を受ける可能性のある北日本と沖縄・奄美は、平年並みか高い見込み。湿った空気の影響を受けやすい東・西日本太平洋側では、平年よりも雨が多く晴れの日が少ない傾向が続きそうだ。

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 なお、1~2週目にかけては気温の高い地域が多く、東海は9日(水)から、四国や九州南部は11日(金)から、近畿は12日(土)からの5日間ほどは、かなり平年より高くなりそうだ。このため、気象庁はこれらの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。
 
 3~4週目(10/19~11/1)は、気温は全国的に暖かい空気に覆われて高温傾向となりそうだ。一方、寒気の影響を受ける可能性のある北日本や沖縄・奄美では、平年並みか高い見込み。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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