アストロズ「最強三本柱」が地区シリーズ第1~3戦に先発へ

日本時間10月3日、アストロズのA.J.ヒンチ監督は同5日に開幕するレイズとの地区シリーズの初戦から第3戦までの先発投手を発表し、初戦にジャスティン・バーランダー、第2戦にゲリット・コール、第3戦にザック・グレインキーが先発予定であることが明らかになった。球界最強の先発三本柱を擁し、ワールドシリーズ制覇の最有力候補に挙げられるアストロズは、ヒンチが「彼らは全員、しっかり準備が整っているよ」と語る「最強三本柱」を投入して必勝を期す。

初戦に先発予定のバーランダーは、今季21勝6敗、防御率2.58をマークして最多勝のタイトルを手にした。ポストシーズンでは通算13勝7敗、防御率3.19という成績を残しており、アストロズ移籍後に限れば8試合(うち7先発)で6勝2敗、防御率2.83という好成績となっている。今季は223イニングを投げて300奪三振、WHIP0.80(メジャー1位)、被打率.178(メジャー1位)と相手打者を圧倒しており、日本時間9月2日にはノーヒッターを達成。支配的なピッチングをポストシーズン初戦でも見せられるか注目だ。

第2戦に先発予定のコールは、今季20勝5敗、防御率2.50、326奪三振をマークし、最優秀防御率と最多奪三振の二冠に輝いた。レギュラーシーズン最後の22先発では、16勝0敗、防御率1.78、146回2/3で226奪三振という驚異的なパフォーマンスを見せており、特にコールの最終13先発でアストロズは全勝。ポストシーズンでも三振の山を築き、「不敗神話」を継続することを期待したい。

そして、第3戦に先発予定のグレインキーは、トレード期限ギリギリにダイヤモンドバックスから加入し、移籍後の10先発で8勝1敗、防御率3.02という期待通りの働きを見せた。シーズン通算では18勝5敗、防御率2.93の好成績をマークしており、アストロズの「最強三本柱」は全員が18勝以上&防御率2点台をマークしていることになる。ポストシーズンの通算成績は3勝4敗、防御率4.03と少し不安が残るものの、バーランダーとコールが作るであろう良い流れに乗っていきたいところだ。

なお、第4戦の先発投手については、現時点では未定となっている。新人のホゼ・ウルキディとベテラン左腕のウェイド・マイリーが候補となっているようだ。

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