踊町演し物を英語で紹介 長崎南高がパンフ2000部作製

長崎くんちのスケジュールや演し物などを英語で紹介するパンフレットを作った生徒たち=長崎市役所

 外国人観光客らに長崎くんち(7~9日)を楽しんでもらおうと、長崎市上小島4丁目の県立長崎南高(安部成年校長)がくんちのスケジュールや演し物などを英語で紹介するパンフレットを2千部作製した。2日、同校は長崎市に600部を寄贈した。
 英語の授業の一環で、2004年から毎年作製。今年は2年生の文系クラスに所属する88人が担当した。A4判両面カラーの三つ折り。くんちのスケジュールや、今年の踊町が奉納する五つの演し物などについて英語で紹介している。
 生徒3人が2日夕、市役所で田上富久市長にパンフレットを手渡した。舩橋莉里子さん(16)は「本踊(ほんおどり)や傘鉾(かさぼこ)など、くんちならではの言葉を分かりやすく英語で表現するのが大変だった。一人でも多くの外国人に読んでもらい、長崎の観光に貢献できたら」と話した。
 市への寄贈分は、長崎くんち観光案内所(浜町)で配布される。残りは同校が諏訪神社(上西山町)などに寄贈するほか、6日に長崎駅前で生徒が外国人観光客らに配布する。

© 株式会社長崎新聞社