国内初、東京農業大学が学食にフードロス削減のサービスを導入

2019年10月1日から、東京農業大学は、株式会社コークッキングと連携し、世田谷キャンパス内カフェテリア「グリーン」にフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を導入した。国内の大学初の取組みで、フードロス削減を目指す。

株式会社コークッキングが運営するフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」は、急な予約のキャンセルなど、まだ美味しく食べられるのに「捨てざるをえない」飲食店の食事を利用者が“美味しく・お得”に購入することによってフードロスを削減する仕組み。現在、20~40代の働く女性を中心とした約16万人のユーザーと、飲食店や惣菜店約320店舗が登録している。

東京農業大学では、世田谷キャンパスの学生食堂(生協食堂)「カフェテリア・グリーン」で、ビュッフェ形式で料理を提供するコーナーがあり、料理が余ってしまう日があることが課題だった。そこで、ビュッフェで余った料理を大学生活協同組合が「TABETE」に出品し、学生や教職員に美味しく・お得に購入してもらうことにした。また、大学構内にフードロス削減に関するポスターや卓上POP等を設置し啓発や周知活動も行うほか、厚木キャンパスの学生食堂「レストランけやき」への導入も検討していく。

「フードロス削減」は、2016年から2030年までの国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の目標12「持続可能な消費と生産」(つくる責任つかう責任)にも位置づけられている。

参考:【東京農業大学】国内初! ⼤学でもフードロス削減! 学⽣⾷堂に「TABETE(タベテ)」を導⼊しました

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