加藤浩次が夏休み中に直面した“どん底”とは!? 「これはいけるぞと思ったのに…。パニックですよ!!」

加藤浩次が夏休み中に直面した“どん底”とは!? 「これはいけるぞと思ったのに…。パニックですよ!!」

“どん底”まで落ちながらも、「どっこいしょ!」とはい上がってきた人たちの仰天エピソードや教訓を聞き、どん底を脱する術を学ぶバラエティー番組「加藤浩次とどん底どっこいしょ」(テレビ朝日系)が10月5日に放送! MCを加藤浩次さんが務め、“どん底さん”たちの奇跡の復活劇に迫っていきます。今回の登場するのは、「ある日身に覚えのない罪でネットから誹謗(ひぼう)中傷された人」と、「海外でスマホを紛失し、100万円の請求を受けた人」。インターネットの表と裏が導いた衝撃の結末に、皆さんも驚がくすること間違いなしです!

そんな気になる放送の前に、インターネットTVガイドではMCの加藤さんにスペシャルインタビューを敢行! 収録を終えての感想や、加藤さんの“どん底”回避術、また、最近身に降りかかった衝撃の“どん底”エピソードなどにお答えいただきました!

──収録を終えての感想をお聞かせください。1人目は身に覚えのない罪でネットで誹謗中傷を受けた女性でしたね。

「面白かったですよ、いろいろ考えさせられましたし。やっぱり、自分の顔が見えないところで発信されているって怖いなと思いました」

──職業柄、ネットの反応が耳に入ってくることもあると思いますが、加藤さんご自身は何か対策はされていますか?

「全くないです。対策しているとすれば、全く見ないということですね。ネットニュースなんかは見ますけど、SNSはもう全く。一部に向けて(仕事をして)いるわけではないから、ちゃんと楽しんでくれている人もいるし。そういう人に目を向けて仕事をしているつもりです」

──2人目は海外でとんでもない額の請求を受けてしまった男性でした。加藤さんはスマホをなくしたり、トラブルに巻き込まれたことはありますか?

「ないですね。ただ、自分の携帯も追跡できるから、なくなることもないだろうと思っていたんですけど…海外とかだとこういう悪用のされ方もあるんだよな~。気を付けなきゃなと思いました」

──今回のお2人を見て参考になったことを教えてください。

「最初の方は勇気がいりますよね。不特定多数の人間vs1人というのは、もっと中傷されるんじゃないかという気持ちもあると思うんです。そこを覚悟の上でやるということは、大事だなと思いました」

──加藤さんはもし似たような状況になってしまったら、同じように立ち上がれますか?

「家族とかがそういう感じになったら立ち上がるでしょうね、『やってあげなきゃ』と。ただ、自分自身だったらどうでしょう…『めんどくせえ』と思っちゃうのかもしれないです(笑)」

──明日、自分が被害者にも加害者にもなってしまう可能性があると知って、怖いなと率直に感じました。

「その通りだと思います。僕はネットに書き込むことは100%ないので、加害者になることはないと思うんですけど、SNSなどをやられている方は両面あると思うんですよね。じゃあどうすればいいのかっていうのは、数の論理でしかないと思うんです。誰かが間違ったことを発信しだした時に、『ちょっと待てよ』という意見が多くなったら、駆逐できるんじゃないかなと」

──対する2人目のどん底さんはネットのおかげで救われているわけですし、一長一短ですよね…。

「責任という部分をあまり考えずに楽しんでいる部分もあるじゃないですか。発信するということは、自分をさらすことでもあるし。責任があるんだということを、被害に遭われた方の告発によって感じられたというか。SNSは気軽にやれる楽しいものなので良いと思うんですけど、そこには責任も伴ってくるんだということを、僕自身も考えさせられましたね」

──世の中には、まだまだどん底を経験している方々が多数いると思いますが、番組を通じてどんな言葉を掛けていきたいですか?

「世の中捨てたもんじゃないよ、ということですかね。しっかり生きて、一生懸命頑張っていれば絶対に“どっこいしょ”できる時が来るんで。腐ったりとか、やめたりしなければ“どっこいしょ”があるよと、この番組で伝えられたらいいなと思っています」

──ご自身の気持ちが沈んでいる時は、何を原動力にされていますか?

「これ以上、下がることはないだろうと開き直れたら一番いいなと思っています。ダメな時や問題があったりしても、『これ以上悪いことないだろう』っていうふうに思えば、上がるしかないと思えるので」

──ここで、加藤さんが思う“どっこいしょの状態”を教えてください。

「人と比較せずに自分が楽しいと思えることができた時でしょうね」

──なるほど。今はどうですか?

「今楽しいですよ。10代、20代の頃ってやっぱり人と比較しちゃって。『あいつより劣っている、あいつよりはマシだ』とか。でも、年を取ってくると、どんどんそれが減ってくるんですよね。残りの人生が少なくなってくるからかな(笑)。エゴイストというわけではないんですけど、他人というより自分で。比較さえしなければ、結構楽しく生きられるんです。そうなるとネガティブに引っ張られないから、楽しいことって結構見つかって。いろんなことを面白がれるようになりましたね」

──加藤さんといえば、男気のあるかっこいいお兄さんというイメージなので、ないとは思うのですが…最近身に降りかかった“どん底”を教えてください。

「僕、射撃を趣味でやっているんですよ。それで、この前夏休みを取って岡山まで大会に出に行ったんです。水曜日から現地入りして、2日間必死で練習しました。すごく調子も良くて。これはいけるぞと思って本番を迎えたら、ビリから5番目で…(笑)。ショックでしたね、全然当たんないんですもん、パニックですよ(笑)」

──それはどん底ですね(笑)。

「もうどん底もどん底ですよ…。あれだけ練習してるのに…。でも、『しょうがない、そういうこともある』と、中華料理を食べに行って。紹興酒のボトルを3本空けましてね。アルコールで忘れさせてやりましたよ(笑)」

──困った時のアルコールですね!(笑)。もう次の大会に向けての“どっこいしょ計画”はスタートさせているんですか?

「そうなんですよ、そこなんです。プランを立てているんですけど、やっぱり基礎からやらないとダメですね。当たるようになって、ちょっとおごりがあったんです。徹底的に基礎をやらなきゃと思いましたね」

──失敗して、どん底だからこそ見えてくるものがあったんですね。

「本当に見えてきました。みんなに肩をたたかれて、慰められて。『ちくしょう!』と思いましたけど、やっぱり一から、基礎からやろうというのは学びましたよ。次回の大会では“どっこいしょ”したいと思います!」

──それでは加藤さんの“どっこいしょ”にも期待しています! 今後、番組でやっていきたい企画などはありますか?

「長期とかも面白いですよね。どん底の方をずっと追いかけて、どうその人が考えて動いていくのかを見つつ、はい上がるのを待つというか。面白いと思いますね」

──加えて、今後こんな人を呼んでみたいなどあれば教えてください。

「どん底の度合いって、それぞれ違うじゃないですか? 周りから見たら大したことなくても、当人からしたらとんでもなくどん底だったり…。それぞれ人によって捉え方は千差万別だと思うので、そういった側面を描けたらいいなって思いますね。明らかに事業に失敗して、V字復活したという話は世の中にたくさんあって、サクセスストーリーばかり見てても意味がないんじゃないかなと。『それ、どん底じゃないぞ?』ってみんなに言われるような人でも、いろんな形のどん底をどう捌(さば)くかというところが番組の肝になってくると思います」

──では最後に番組の見どころと、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!

「生きづらいなと思っている方も、この番組を通じて何かちょっとしたヒントが見つかるかもしれません。楽しく皆さんに見ていただきたいなと思っています!」

──加藤さん、ありがとうございました!

【プロフィール】


加藤浩次(かとう こうじ)
1969年4月26日生まれ、北海道出身。1989年に山本圭壱とのコンビ「極楽とんぼ」を結成。同年、吉本興業株式会社に入社する。「めちゃ2イケてるッ!」(1996年~2018年/フジテレビ系)など、数々のバラエティーに出演する傍ら、俳優やキャスターとしても活躍。2006年からは、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」のメインキャスターを務める。

【番組情報】


「加藤浩次とどん底どっこいしょ」
テレビ朝日ほか
10月5日 土曜 午後11:45~深夜0:35

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