円高・原料高などで減益 不二越第3四半期

 不二越が3日発表した2019年11月期第3四半期(18年12月~19年8月)連結決算は、円高に加えて原材料やエネルギー価格の上昇、人件費などが収益を圧迫し、減益となった。

 売上高は過去最高だった前年同期より0.3%減の1872億9700万円。経常利益は前年同期比12.9%減の95億2700万円、純利益は12.5%減の63億900万円。

 事業別売上高は機械工具が2.0%増の657億2700万円、部品が2.1%減の1078億6300万円、特殊鋼などその他が3.7%増の137億500万円だった。

 同社は同日、米中貿易摩擦などの影響で、連結売上高や経常利益などの通期予想を下方修正した。売上高は1月の前回予想比3.8%減の2500億円、経常利益は21.9%減の121億円、純利益は22.9%減の81億円を見込む。

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