砺波市栴檀山地区特産の「ふく福柿」の収穫が3日始まり、農家が作業に精を出した。ことしは実が大きく形も整い、品質が良いという。5日ごろから市内で販売する。
ふく福柿は市認定の「となみブランド」。栴檀山地区の農家10軒でつくる出荷組合(宮木文夫組合長)が中山間地の計3.5ヘクタールの畑で約1700本を栽培し、ことしは8~10トンの収穫を見込む。
品種は渋柿の「刀根早生(とねわせ)」で、脱渋の工程を経てあっさりした上品な甘さに仕上げる。
3日は同地区の井栗谷新の畑で、宮木組合長(82)や組合員の谷井孝則さん(72)らが、黄色く色づいた柿を選んで摘み取った。
5日ごろからとなみ夢の平コスモスウオッチングの会場と同市東別所のふく福柿選果場前で、10日から道の駅砺波の隣の農産物直売所「となみ野の郷」でそれぞれ販売する。