「小京都」観光振興で連携 全国京都会議18市町が総会

全国の「小京都」と呼ばれる自治体関係者が集った総会

 全国の「小京都」と呼ばれる自治体でつくる全国京都会議の総会が3日、南砺市役所城端庁舎であり、18市町の自治体と観光の関係者約40人が観光振興へ連携を深めることを確認した。

 同会議はまちのイメージアップや、誘客効果の向上を図るため、1985年に設立した。3日現在で43市町が加盟。総会の県内開催は初めて。

 総会では、高畑重勝京都市観光協会専務理事と川合声一南砺市観光協会長が「小京都ブランドを生かし、地方が連携してインバウンドを呼び込みたい」などとあいさつ。田中幹夫市長らが祝辞を述べた。

 市観光協会の河合常晴城端支部長が誘客促進策や城端曳山祭などを紹介。「田舎文化を大切にしながら施策を進めている」と述べた。岡山県高梁市観光協会も取り組みを発表した。

 本年度事業計画や次回の開催地を栃木県足利市とすることなどを承認。4日は五箇山や城端地域を巡る。

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