社会発展に貢献を 小杉高創立100周年

100周年記念式典で式辞を述べる佐野校長

 小杉高校(射水市三ケ)の創校100周年記念式典は4日、同市アイザック小杉文化ホールで開かれ、同窓生や在校生、学校関係者ら約750人が節目を祝い、さらなる飛躍を誓った。

 佐野友昭校長が「輝かしい歴史から多くのことを学び、未来を創造し社会の発展に貢献できる人材となるよう念願する」と式辞、山崎康至副知事、中川忠昭県議会議長、伍嶋二美男県教育長、夏野元志射水市長が祝辞を述べた。百周年記念事業実行委員長の高橋久和同窓会長があいさつし、横井陽哉前期生徒会長が喜びの言葉を述べた。

 式典に続き、同校OBで総合不動産業「リビングライフ」(東京)の炭谷久雄社長が「人生を面白く生きよう-常に目標を持って生きる」と題して記念講演した。同日夜には高岡市のホテルニューオータニ高岡で記念祝賀会が開かれた。

 小杉高校は1919(大正8)年、当時の射水郡長だった南原繁の提唱により射水郡立農業公民学校として開校。県立小杉農学校を経て、48(昭和23)年に小杉高校となった。リオディジャネイロ五輪柔道女子70キロ級金メダリストの田知本遥さんら1万7千人余りの卒業生を輩出している。

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