■700人の本名・雅号掲載
南砺市の井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)は、組合創立100周年を記念し、彫刻師の系譜を20年ぶりに改訂した。
組合には現在、約120人の彫刻師が所属している。作品の購入者や組合員から系譜を新しくしてほしいという声が多かったことから、2016年に調査を開始した。
系譜には、井波の大工に彫刻の技法を伝えた京都の彫刻師、前川三四郎の師弟系譜から始まり、700人以上の本名と雅号をまとめた。
同組合の崎田宗孝事務局長は「引き続き正確な歴史を後世に伝えていきたい」と話した。
系譜はA4判29ページで、千部を発行。価格は千円(税別)。井波彫刻総合会館で販売している。