持続可能な社会目指す 8県の経済同友会会議

持続可能な社会について考える参加者=オークスカナルパークホテル富山

■富山で意見交換

 経済同友会中央日本地区会議は4日、富山市のオークスカナルパークホテル富山で開かれ、日本の中央に位置する8県の同友会の幹部ら約70人が、持続可能な社会を目指して意見を交わし、環境意識を高めた。

 10の同友会が参加し、総合テーマに「持続可能なまちづくり」を掲げた。開会式では新田八朗富山経済同友会代表幹事が「持続可能性を考える上で、環境問題は大きな要素になる」とあいさつした。

 森雅志富山市長が公共交通を軸にしたコンパクトシティ戦略について講演し、「人口減少社会を見据えた取り組みが、環境負荷の少ないまちづくりにつながっている」と述べた。各同友会による事例発表があり、富山経済同友会は5月のスマートシティ視察で訪れた欧州の事情を紹介した。

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