桐光学園が七回コールド 6日決勝へ 高校野球秋季県大会 準決勝

【桐光学園-三浦学苑】7回コールド勝ちを決めタッチする安達(左)と石倉の桐光学園バッテリー=サーティーフォー保土ケ谷

 高校野球の秋季神奈川県大会は5日、サーティーフォー保土ケ谷球場で準決勝が行われ、第2試合は桐光学園が11ー3の七回コールドで三浦学苑を破り、来春の選抜大会の参考資料となる秋季関東大会(群馬県)の出場権を2年ぶりに獲得した。55年ぶりに4強入りした三浦学苑は初の関東大会には届かなかった。10月6日の同球場で行われる決勝(試合開始正午)は東海大相模ー桐光学園に決まった。

 桐光学園は初回1死二塁から馬込悠(2年)の右前適時打で先制。二回に3点を奪われて逆転を許したが、四回に石倉大樹(同)の左前適時打、内囿光人(1年)のスクイズなど下位打線から3点を奪って再逆転。六回には小澤輝(2年)、石倉がそれぞれ2ランを放つなど一挙6得点で試合を決めた。先発の左腕安達壮汰(同)は7回を5安打9奪三振で3失点にまとめた。14安打11得点の大勝に、野呂雅之監督は「狙い球をしっかり振っていけた。ここまで来るまでにチームが成長している」と話した。

 三浦学苑は二回に塩崎拓哉(2年)の左越え2ランなどで3点を奪ったが、エース長谷川翔(同)が六回途中11失点とリードを守り切れなかった。樫平監督は「九回までできなかったことが悔しい。力を出させてやれなかった」と高い壁を感じていた。

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