会派マニフェスト作成 よこすか未来会議、市民と意見交換

市民から意見を聞いた会派マニフェストの説明・意見交換会 =横須賀市産業交流プラザ

 横須賀市議会の最大会派「よこすか未来会議」は、任期4年間で実現を目指す政策をまとめた公約集「会派マニフェスト」を作成した。2日夜には市内で、市民向けの説明・意見交換会を開いた。

 掲げた政策は、行財政改革や議会改革、教育、まちづくりなど15テーマ39項目。市議同士の議論に加え、公聴会を開いて市民の声も取り入れ練り上げた。

 予算案編成前の市長への政策提言や、議会での代表質問や一般質問を通じ政策反映を目指す。毎年公聴会を開催し、進ちょくの報告や、2023年の統一地方選前には第三者による外部評価も行うとしている。

 市産業交流プラザ(同市本町3丁目)で開かれた説明・意見交換会には市民約70人が参加した。伊関功滋団長が「進ちょく管理が重要。マニフェストがどういう結果だったかきちんと報告したい」とあいさつ。その後、所属の市議がマニフェストの概要を説明し、市民と意見交換もした。

 出席者は「若者が出ていかないような対策が必要」「子育て・教育の環境の良さに対するプロモーションが足りない」などと注文。マニフェストに対して「こういう未来をつくりたいという思いが見えない」「具体的にいつまで、どうやって実現するのか」といった厳しい声もあった。

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