気分は保安官 巡視船ふくえ 船内一般公開 五島海保

巡視船「ふくえ」の操舵席に座る子どもたち=五島市、福江港

 長崎県五島海上保安署(川崎健署長)は5日、五島市の福江港で、同署所属の巡視船「ふくえ」(335トン、全長56メートル)の船内を一般公開した。親子連れなどが次々と乗船し、操舵(そうだ)席に座るなどして海上保安官気分を味わった。
 同船は2003年に配備され、海難防止活動や男女群島付近のパトロールなどを担っている。市内で開催中の福江みなとまつりに合わせ、海保の仕事をPRしようと公開した。
 乗船した人は、船橋から双眼鏡で海を眺めたり、かじ取りをするための「操舵輪」を握ったりして楽しんだ。潜水服や保安官の制服を着て写真を撮るコーナーもあった。父親と訪れた市立緑丘小1年の愛合一平君(7)は「船は好き。運転する場所が楽しかった」と話した。

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