理工系女子 目指そう ズナイデン房子さんが講演

360度撮影できるカメラを使った実験を楽しむ参加者=長崎市民会館

 女子児童や生徒に理工系分野に興味を持ってもらう内閣府主催のイベント「地域から未来の理工系女子を」が5日、長崎市魚の町の市民会館であり、小学生から高校生まで約60人が参加した。
 内閣府の「理工系女子応援大使」を務めている日本マクドナルド上席執行役員CMO、ズナイデン房子さん(島原市出身)が基調講演。ズナイデンさんは理系の大学で学んだ経験が、化粧品会社での商品開発や、ハンバーガーのテレビCM作りなどに生きていることを紹介。「理工系は、自分のやりたいことを自分のペースでやれるチャンスが大きい。自分の力を信じて挑戦してほしい」とアドバイスした。
 この後、理工系女子が活躍する職場としてリコージャパン長崎支社の社員が社内の良い雰囲気などを紹介し、360度撮影できるカメラなどを使った三つの実験を指導した。市立飽浦小5年の佐藤舞莉花(まりな)さん(10)は「360度撮影できるハイテクのカメラに驚いた。理科の実験が好き。将来、大学でAI(人工知能)の研究をしたい」と話していた。

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