富山の年の瀬を飾る「第55回第九交響曲 歓喜の夕べ2019」の結団式と初練習が6日、富山市呉羽町の市民芸術創造センターで行われた。12月22日に同市のオーバード・ホールで開かれる本番に向け、県合唱連盟のメンバーと一般公募の愛好家らでつくる「第九合唱団」が始動した。
結団式には約150人が参加。河村北日本新聞社取締役と中井隆司県合唱連盟理事長があいさつし、中村義朗同連盟顧問が激励した。
式後に始まったレッスンでは、松下正樹同連盟常任相談役・第九特任からドイツ語の発音や声の出し方について指導を受けた。
合唱団は約300人で構成。今後、週2回のペースで練習する。初めて参加した富山市吉作の大場善治さん(70)は「大人数で声を合わせる第九のスケールの大きさを体感したい」と意気込んだ。
今回はソリストに高岡市出身の澤山晶子さん(ソプラノ)、同市出身の森雅史さん(バリトン)、東京出身の田村由貴絵さん(アルト)、同じく東京出身の望月哲也さん(テノール)の4人を迎える。管弦楽は東京交響楽団が担当し、円光寺雅彦さんが指揮する。
県合唱連盟、富山市民文化事業団、富山市、北日本新聞社主催。問い合わせは北日本新聞社事業部、電話076(445)3355。北日本新聞創刊135周年記念。