【台風15号】高波・高潮は4メートル超 横浜地方気象台

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高波で護岸が倒壊し、樹木がなぎ倒された現場。土のうを積むなどの応急対策が講じられている=9月20日、横浜市金沢区福浦

 台風15号で横浜市金沢区や中区の臨海部に被害をもたらした高波と高潮の高さが4メートルを超えていたことが、東京管区気象台と横浜地方気象台の調査で分かった。台風の通過時に1メートルほど潮位が上昇していた上、東からの強風で3メートル前後の高波が押し寄せたため、護岸を越えて浸水したとみられるという。

 管区気象台によると、台風が中区に最も接近したのは、最大瞬間風速41.8メートルが観測された9月9日午前3時12分ごろ。同3時ごろには、横浜や横須賀の検潮所で通常より1メートルほど潮位が高くなっていた。満潮とは重なっていなかったという。

 こうした観測データに加え、金沢区福浦地区と中区南本牧地区で実施した浸水痕跡の調査や関係者への聞き取りを踏まえ、両地区には少なくとも3メートル前後の高波が押し寄せていたと判断した。

 福浦では、高波の直撃を受けた標高4.3メートルの護岸が次々と損壊。海沿いの工業団地の広い範囲で浸水被害が生じた。気象台などは護岸から350メートルほど内陸の地点(標高4.1メートル)でも浸水の痕跡を確認した。

 これとは別に市と国土交通省の調査で、海に面した横浜ヘリポート(福浦3丁目)近くの緑地にある標高10.9メートルの築山でも、浸水痕が見つかっている。