【臨時国会始まる】首相の国会での演説で多かった表現は○○。しかし4日の所信表明演説で目立ったのは…?

10月4日に召集された臨時国会。国会の冒頭に首相が所信表明演説(臨時国会の冒頭など)や施政方針演説(通常国会の冒頭)を行いますが、演説で首相はどんなことを語っているのでしょう。
安倍首相の過去4回の所信表明演説・施政方針演説と、10月4日に行った所信表明演説の内容をテキストマイニングツールで分析(※UserLocal テキストマイニングで分析)しました。演説で多く使われていた言葉・表現はどんなものだったのでしょうか…?

過去4回の首相の国会での演説で多かった単語・表現は?

左上:2017年1月の施政方針演説 右上:2018年1月の施政方針演説 左下:2018年10月の所信表明演説 右下:2019年1月の施政方針演説

こちらが首相が国会で行った過去4回の施政方針演説・所信表明演説の文章をテキストマイニングツールで分析して生成したワードクラウドです。4回を通じて目立つのは「まいる」「拓く」「取り組む」と言った単語です。書き言葉と話し言葉との違いもありますが、国会議員のTwitterアカウントのツイートから生成したワードクラウドと比べると青い字の名詞よりも赤い字の動詞が目立つ結果となっています。

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10月4日の所信表明演説で目立った単語・表現は…?

2019年10月4日の所信表明演説から生成したワードクラウド

一方、こちらが10月4日の臨時国会冒頭の所信表明演説のテキストから生成したワードクラウドです。過去4回の演説と比べてみると「まいる」「創る」といった動詞が目立つのは変わりありません。しかし「令和」「新しい時代」といった単語が目を引くのは異なるポイントといえます。元号が改まり令和初の国会は参院選直後の8月1日召集の第199回国会(臨時国会)でしたが、今回の国会でも新元号後の国会であることを強調しているのかもしれません。

今週から本格的に国会での論戦が始まる予定ですが、果たしてどんな話題が議論されていくのでしょうか?今後も注目です。

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