大学生の県内定着へ連携強化 知事と富山大学長が会談

会談であいさつする石井知事=富山大五福キャンパス

 石井隆一知事と齋藤滋富山大学長が7日、富山大五福キャンパスで会談し、学生の県内定着などで連携を強化して取り組むことを確認した。

 大学側が、2018年度卒業生の県内就職率が38.0%だったと説明。県内定着を促進するため、これまで3年次に限定していた県内企業へのインターンシップを1、2年次から受講できる制度の導入を検討しているとした。

 来年度には、人材が不足している地域の医療機関への医師の派遣を一元的に行うことを目的に、富山大附属病院内に「地域医療総合支援センター」を設置することも示した。

 石井知事は「今後も県と大学がスクラムを組み、前進していきたい」とした。

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