今週から行なわれるインターナショナルマッチウィーク。欧州ではEURO2020予選が行なわれる他、世界各地で親善試合が開催となる。
各国の代表チームが今回のメンバーを選出する中、今回は「初めて招集された注目の選手」を紹介していこう。
フィカヨ・トモリ(イングランド)
所属:チェルシー
昨季ダービー・カウンティに貸し出され、フランク・ランパード監督の下でレギュラーを掴んだトモリ。今季チェルシーに復帰してようやくプレミアリーグへの戦いに挑むことができた。
カナダ生まれの選手としてはオーウェン・ハーグリーヴス以来となるイングランド代表への招集を受け、21歳でスリーライオンズに名を連ねることに。
ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ(イタリア)
所属:ナポリ
レッジアーナやクネオ、マテラなど小さなクラブでプレーしてきたディ・ロレンツォ。かつてはバティストゥータを彷彿とさせると言われたストライカーであったが、サイドバックでプロとしてのキャリアを重ねてきた。
2017年に加入したエンポリで初めてセリエAに挑戦し、今年ナポリにステップアップ。ついにマンチーニ監督の目に止まり、26歳で初めてのアッズーリへ行くこととなった。
リッカルド・ガッリオーロ(スウェーデン)
所属:パルマ
イタリア人の父親とスウェーデン人の母親を持っているレフトバック。2017年にカルピからローン移籍したパルマに買い取られ、セリエAで一貫性あるパフォーマンスを見せてきた。
イタリア生まれのイタリア育ちであるがズラタン・イブラヒモヴィッチのファンであると自称しており、スウェーデンの代表を選択。29歳で初招集を受けた。
パウ・トーレス(スペイン)
所属:ビジャレアル
ビジャレアルの下部組織で育成されてきた192cmの長身センターバック。トップチームではなかなか出番を得られなかったが、昨季マラガへのローン移籍でブレイクを果たした。
ラ・リーガでレギュラーを獲得したパウ・トーレスは今月2024年までの契約延長を勝ち取り、その2日後にスペイン代表への招集を受けることに。22歳で飛躍を遂げた。
セルヒオ・レギロン(スペイン)
所属:セビージャ
一時はマルセロを差し置いてレアル・マドリーの左サイドバックを務めることもあったセルヒオ・レギロン。ジネディーヌ・ジダン監督の下では出番を減らしたため、今季はセビージャにローン移籍することに。
開幕から好調なプレーを見せ、リーガでのキャリア初ゴールも奪取。22歳でついにスペイン代表へと上り詰めることに成功した。
ジェラール・モレノ(スペイン)
所属:ビジャレアル
ビジャレアルのCチームから這い上がってきた叩き上げのストライカーは、27歳でようやく初めてのスペイン代表招集を受けることになった。
2015年には少年時代に所属したエスパニョールへ移籍し、リーガで得点を量産。その活躍が認められて昨年ビジャレアルに買い戻され、安定したプレーを見せている。
ルーベン・セメド(ポルトガル)
所属:オリンピアコス
2017年、スポルティング・リスボンからビジャレアルへと移籍したルーベン・セメド。出場機会を失い、負傷にも悩まされ、しかもバーでのトラブルから強盗、脅迫、殺人未遂の容疑で逮捕される。半年間身柄を拘束され、サッカーから離れることに…。
ウエスカとリオ・アヴェへのローン移籍を経て、今季はギリシャのオリンピアコスへ。再起を賭けたシーズンのスタートで好プレーを見せ、今回初のポルトガル代表入りを果たしている。
なお、当該の事件の裁判はまだ続いており、どのような判断が下されるのか注目されている。
マルシーニョ(ブラジル)
所属:ボタフォゴ
ユース時代にフラメンゴからボタフォゴに移ってきたDFマルシーニョ。もともとはミッフォフィルダーであったが、現在は最終ラインの一員としてレギュラーになっている。
ダニ・アウヴェスが絶対的な存在として君臨するブラジル代表の右サイドバックであるが、23歳の彼がポジションを争う存在として台頭できるかどうか。
スアト・セルダル(ドイツ)
所属:シャルケ04
トルコ人の両親を持っているシャルケ04のMF。年代別のドイツ代表で欠かさず招集されてきたエリートプレーヤーであり、若くしてマインツ05でレギュラーを掴んで大ブレイクした。
しかも今季は開幕からゴールも量産しており、選手として新たな扉を開いた感も。22歳でドイツ代表に初招集されている。
メルト・チェティン(トルコ)
所属:ローマ
今夏ゲンチレルビルリイからローマに移籍してきた22歳のトルコ人センターバック。まだローマでは2回ベンチ入りしたのみとなっているが、昨季は2部でレギュラーを務めていた選手だ。