YKKの新ファスナー採用 ゴールドウイン秋冬ジャケット

エアリーストリングを使用したジャケット。右がヌプシ、左がデナリ

 ゴールドウインは主力ブランド「ザ・ノース・フェイス」から、YKKなどが開発した新型ファスナー「エアリーストリング」を使った秋冬シーズン製品のジャケットを市場投入する。YKKによると、このファスナーが商品に採用されるのは初めて。発売は25日。

 エアリーストリングは、YKKと工業用ミシンのJUKI(東京)が共同開発した。ファスナーの両側にある「テープ」と呼ばれる生地の部分をなくし、ファスナーがかみ合う「エレメント」(務歯)を布地に直接縫い付ける。ファスナーの開け閉めの操作性が向上するほか、ファスナーと布地に一体感が生まれ、縫製工程を簡略化することもできる。

 ゴールドウインが発売するのは「ゴアテックス ヌプシジャケット」と「ゴアテックス デナリジャケット」の2商品。デザイン性と機能性を併せ持ち、新型のファスナーを採用することで、しなやかな風合いを出したという。価格はヌプシが8万8千円(税別)、デナリは5万5千円(同)。カラーはいずれもブラック。

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