緑の外壁輝き再び 富山商議所ビル

補修工事がほぼ終了した富山商議所の西側壁面=富山市総曲輪

 富山商工会議所ビル(富山市総曲輪)で行われている外壁補修工事で、西側壁面の補修がほぼ終わり、足場が取り外されて緑色のタイルの壁面や金色の商議所マークが再び見えるようになっている。

 富山商議所によると、タイルは特注の有田焼で、ビルが1965年に建設した当時から壁面に使用。補修工事ではタイルに透明な樹脂を塗ったり、アンカーを打ったりし、54年前の建設当時からの風合いを残した。

 補修工事は2018年9月から行っている耐震補強工事に合わせて実施。ANAクラウンプラザホテル富山側の西側壁面の工事はほぼ終了し、東側壁面の工事は12月中旬まで行う予定。

 富山商議所ビルは高さ約50メートルの10階建てで、建設当時には市内で最も高いビルとされ、今もランドマークとして親しまれている。

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