台湾から遊びに来てね 吹きガラス・勾玉作り体験 朝日町、旅行会社関係者招く

なないろKANの職員に教わりながら、吹きガラスを体験する参加者

 海外からの誘客を促進しようと、朝日町は7日、台湾の旅行会社の関係者を招き、町内を巡るツアーを行った。参加者は4泊5日の日程で吹きガラスや勾玉(まがたま)作りなどを体験。ものづくりや文化に触れてもらい、旅行商品づくりにつなげる。 (朝日・入善支局長 高野由邦)

 朝日町が本腰を入れて取り組んでいる訪日外国人客(インバウンド)事業の一環。今回は台湾の旅行会社に勤める男女3人が11日まで滞在する。同町宮崎の観光交流拠点施設ヒスイテラスで勾玉作りや流しそうめんを体験するほか、魚津市の埋没林博物館を見学したり、黒部峡谷鉄道に乗ったりする。

 初日は、同町横水の交流体験施設なないろKANを訪れ、職員に手ほどきを受けながらガラスのコップや小鉢を作った。李鳳珍(りほうちん)さん(65)は「いろんな体験をして台湾で朝日町をPRしたい。食べ物や日本酒も楽しみ」と笑みを見せた。

 同町商工観光課の担当者は「事業は着実に成果が出ており、町外との広域的な連携も視野に入れて継続的に取り組んでいきたい」としている。

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