美術鑑賞研修で文化力向上目指す RMS保険センター

スタッフの説明を受けながら作品を鑑賞する社員=ギャルリ・ミレー

 RMS保険センター(富山市二口町、岡崎稔社長)は8日、文化力向上を目指す働き方改革の一環で、美術鑑賞とランチ会を組み合わせた研修を初めて企画し、同市内で実施した。岡崎社長は「心の豊かさは企業成長につながる。公私の充実で、仕事の質を高めてもらいたい」と期待する。

 この日は女性社員11人が参加。同市中央通りの美術館「ギャルリ・ミレー」を訪れ、19世紀のフランスで活躍したミレーや写実主義のクールベの作品を見て回った。同館スタッフが解説し、画家の思想や作品が描かれた時代背景に理解を深めた。

 研修の所要時間は昼食込みで約2時間。岡崎社長は「富山には気軽に立ち寄れる美術館が多い。研修の一つとして他の企業にも勧め、全県的な動きにしたい」と話した。

© 株式会社北日本新聞社