日本海調温を子会社化 GRN ノウハウを共有

 北陸コカ・コーラボトリングの協力会社で、自動販売機の修理や酒類販売のGRN(高岡市内島、稲垣晴彦社長)は8日、空調設備工事の日本海調温(富山市八日町、長谷川修博社長)の全株式を取得し、12月3日付で完全子会社化すると発表した。調達の共同化やノウハウの共有により、収益基盤の強化につなげる。取得額は非公表。

 日本海調温は1992年に設立。空調設備を中心に冷凍冷蔵設備、給排水設備の工事を手掛け、幅広い施工実績を持つ。資本金は2千万円で、2018年9月期の売上高は約4億円。子会社化の後も長谷川氏が社長を務め、従業員21人の雇用も継続する。

 GRNは自動販売機のメンテナンスを手掛けるHMT事業本部が近年、空調設備の施工事業に参入。日本海調温の技術力を生かし、販路拡大の面で相乗効果を狙う。

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