厚木の繁華街 違反136件確認、現場で口頭注意 神奈川県警と市が合同査察

合同査察を行う県警や厚木市の関係者ら =7日午後8時ごろ、同市中町

 神奈川県警と厚木市などは7日夜、小田急線本厚木駅前地区の繁華街で合同査察を行った。厚木署によると、スナックなど計25店舗で風営法や消防法、建築基準法などの違反計136件を確認。現場で口頭注意するなどした。

 参加した計約50人は班に分かれ、午後8時ごろから雑居ビルなどに立ち入った。従業員名簿の有無や防火管理者の選任といった店舗側の体制に加え、非常用照明の管理や避難経路の確保など施設の備えも、各種法令に基づいてチェックした。

 合同査察について、同署は「それぞれの組織で多角的にチェックでき、違反への抑止力だけでなく、最終的に市民の被害防止にもつながる」と説明。市消防本部は「県警と合同のため、立ち入りが円滑にできた。見つかった違反は今後も改善を促していく」とした。

© 株式会社神奈川新聞社