__話を聞いた人
小林製薬
今井乾介 さん __
ピクノレーサーのブランドマネージャーを務める。ロードバイク愛好家でトライアスリートでもあり、自身も1年間製品テストをした。
シリアスレーサーは要注目
今春、スポーツサプリメント界に新たな仲間が加わった。虹色のカラーが印象的なパッケージの「ピクノレーサー」だ。開発したのはあの小林製薬。「消臭元」などでおなじみだろう。日本人なら誰でも一度は同社製品を使ったことがあると言っていいほどの、大手製薬会社である。
そんな同社が初めて手がけたスポーツサプリメントが、このピクノレーサーだ。自転車競技はもちろん、ランやトライアスロンといった、持久系スポーツにおけるパフォーマンス向上を助けてくれるという。下で紹介するように、非常に興味深い試験データもあり、大注目のサプリだ。「商品名にあるとおり、〝ピクノジェノール〞という成分を含有しているのが最大のポイントです。真剣に競技に取り組んでいる人に、ぜひ使ってほしいサプリです。パッケージに配される虹色は、まさに自転車レースの〝アルカンシェル〞を表しており、我々の自転車スポーツに対する思いが込められています」 と担当の今井乾介さん。
早速詳細をチェックしていってみよう。筆者が実際に試してもみたぞ。
POINT1 競合他社にはない独自の配合成分 それが持久系能力向上に寄与する
実はピクノジェノールを配合する(同系統の)スポーツサプリメントは、競合他社には見られない。この独自の配合成分によって持久系能力向上を助ける。小林製薬ならではの技術なのだ。
POINT2 アンチ・ドーピング認証も取得 安心して使用することができる
WADA(※)で使用が禁止される物質が混入していないかを検査する、世界最大のアンチドーピング認証機関・LGC社による認証を取得している。シリアスレーサーも安心して使えるのだ。
※ 世界アンチ・ドーピング機関の略。日本実業団競技連盟(JBCF)のドーピングチェック基準である日本アンチ・ドーピング規定は、このWADAの規定に基づいている。
ピクノジェノールとは?
フランス南西部の海岸に育つ〝フランス海岸松〞の樹皮抽出物。EU圏では医薬品として用いられ、学術研究が盛んだという。1000kgの樹皮から僅か1kgしか抽出できない貴重な成分だ。
イタリアの大学での臨床試験
体力が落ちた時期からトレーニングを再開する市民ランナーを対象に実施。3週間・1日30分×2回のトレーニングを行い、その後クーパーテスト(12分走)でタイムを計測。
●摂取群/ピクノジェノール2袋分と同じ成分を含むドリンクを毎日摂取した55人
●対象群/水で希釈した電解質溶 液を摂取した61人
摂取群 1km走タイム/5:55→4:59
対照群 1km走タイム/5:55→5:25
VO2MAX換算
摂取群 34→44ml/ min /kg
対照群 34→38ml/ min /kg
仮想FTP換算 (※ 編集部調べ)
摂取群 約146W→約200W
対照群 約146W→約167W
イタリアの大学にて、上記のような 試験を実施。すると摂取群の平均タイムが、対照群よりも1kmあたり27秒も速いという結果に。ここからVO2MAX換算→仮想のFTP換算にすると、約30Wもの差が出たことになる。非常に興味深い結果だ。
編集部員が実際に試してみた! 数値でも、体感でも違いを確かめられた!
下にある流れで、実際にピクノレーサーで効果が出るのかを実験。まず、1週間でFTPが10Wも上がった。単にトレーニングの成果もあるとは思うが、短期間・短時間でこれだけ確実な数値が出たことは注目できるだろう。また、付け焼き刃トレーニングで出場してみた市民レースだが、恥ずかしながらレース半分の時点でパンクでリタイヤ......。しかし、そこまでかなり調子は良く、先頭集団に序盤まではどうにか付いていけた。大してトレーニングを積んでいないとは思えないほどだ。体感的にも違いが出たと言っていいだろう。
サプリ業界が 新注目の成分〝ピクノジェノール〟を配合
ピクノレーサー
価格/9000円(税抜・1箱)
入数/30袋 1日目安量/2袋
小林製薬初のスポーツサプリメント。持久系競技のパフォーマンスを向上させるという成分、〝ピクノジェノール〞を配合。一方、1日の目安摂取量でBCAAを4800mg含有する、という数字だけでも驚きのスペックを実現している。