射水市の小学6年生がベニズワイガニを丸ごと1匹味わう本年度の「カニ学校給食」が9日、同市片口小学校などで始まり、児童らは地元の特産品をおいしそうに味わった。
片口小では、夏野元志市長が「しっかり味わって、今後おいしさを自慢してもらいたい」とあいさつ。新湊漁協の尾山春枝組合長が「新湊はいろんな魚が取れることを広めてほしい」と話した。児童を代表して作嶋真君(6年)が「感謝しておいしくいただきたい」とお礼の言葉を述べた。尾山組合長が身の抜き取り方などを実演し、児童45人や関係者はまねしながら食べていた。
建部夏希さん(6年)は「丸ごと1匹食べるのは初めて。すごく甘くておいしい」と話した。
カニ学校給食は、地元の自然や食文化に理解を深めてもらおうと、2003年度に旧新湊市で始まり、ことしで17年目。毎回新湊漁協が提供している。ことしは11月1日までに15校の887人が味わう。
(新湊支局長・牧田恵利奈)