障害者が暮らしやすく 射水市がバリアフリー計画

バリアフリーマスタープラン策定に向け、現況を確認した協議会

 射水市は都市整備と連携したバリアフリー化を進める基本的方針「バリアフリーマスタープラン」を本年度末までに策定する。有識者らでつくる同プラン策定協議会(会長・小柳津英知富山大経済学部教授)の初会合が9日、市役所であり、バリアフリーの現況や協議の進め方を確認した。

 同プランは改正バリアフリー法に基づき策定し、期間は2020年度から24年度までの5年間。バリアフリー化の方針を示すほか、商業施設や駅など徒歩で移動する生活関連施設が集約している区域を移動等円滑化促進地区に定める。

 今後、実際にまちを歩いてバリアフリー化の状況や課題を点検するほか、障害者団体などに対するヒアリングを行う。

 協議会は老人クラブや障害者団体、公共交通機関、行政などの代表者ら21人で構成。意見交換では「ハード整備に加え、心のバリアフリーも重要」などの指摘が出た。来年2月上旬までに会合を2回開きプランを協議。パブリックコメントを経てプランを策定する。

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