トロロッソ・ホンダF1のダニール・クビアトは、鈴鹿ではまだ一度もポイントを獲得したことがなく、ホンダと共に走る2019年の日本GPでぜひ入賞を達成したいと考えている。
2014年にF1にデビューしたクビアトは、2017年と2018年を除き、日本GPにはこれまで3回出場している。しかし、レッドブル・レーシング時代、トロロッソ時代を通して最高位が11位であり、入賞の経験がない。
今年初めてホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車に乗っているクビアトは、ホンダのホームで、ぜひとも初の鈴鹿入賞を成し遂げたいと語った。
「前戦ロシアは僕にとって母国グランプリだった。ロシアのファンの前でレースをするのは特別な経験だった」とクビアトは語る。
「でもコース上の戦いという点からすると厳しい週末になってしまった。それでも最後方グリッドからスタートして12位でフィニッシュできたのだから、決勝の流れ自体には満足すべきだろう。競争力があり、うまく挽回できたということだからね」
「そういうポジティブな要素を日本GPに持ち込みたい。日本GPはシーズンのハイライトのひとつだ。鈴鹿は素晴らしいトラックだと思う。伝説的なコーナーを備えた高速サーキットで、勇敢に攻める必要がある。ラップ序盤のS字、デグナー1、デグナー2、130Rといったコーナーは、ドライバーに大きなチャレンジを投げかけてくる。特にウエットだと簡単ではない」
「だからドライバーはこのトラックが大好きなんだ。高速コーナーをどれだけ速く走れるかのベンチマークになる。こういったコーナーをうまく走れると、最高の気分になるし、誇らしく感じる。レースの面でも楽しめるトラックだ。オーバーテイクするチャンスがあり、長年、素晴らしいレースをいくつも生み出してきた」
「サーキットの雰囲気もとてもいいよね。日本のファンは特別なんだ。トロロッソはホンダのパワーユニットを使っているから、僕らにとって、そしてレッドブルファミリー全体にとって、ここはホームレースのようなものだ」
「日本のファンが応援してくれるから、エキサイティングな週末になると思う。彼らのためにいいショーを見せたい。僕が鈴鹿でレースをしたのは2014年が初めてなんだが、一度もここで入賞していないから、そろそろポイントを獲る時だと思っている。今年、ホンダのために入賞できたら、うれしいだろうね」