ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に合わせて、横浜みなとみらい21(MM21)地区臨港パークに開設している「ファンゾーン」について、横浜市は10日、台風19号の接近に伴い12、13の両日、開催を中止すると発表した。
両日に予定していた関連イベント、「横浜ラグビーフェスタ2019」(新横浜駅北口西広場)と「こづくえマルシェ」(小机駅北口側特設会場)も中止とする。
市市民局ラグビーワールドカップ2019推進課によると、ファンゾーンの大型テントやスクリーンの撤去作業は10日から開始する。設置には48時間ほどかかるため、仮に13日に晴れて試合が行われたとしても間に合わないという。同課は「残念だが、苦渋の決断」と話している。
ファンゾーンはW杯開催都市に設けられ、試合を大型ビジョンで観戦できるパブリックビューイング(PV)や、ラグビー体験などのイベントなどが実施されている。最大規模の横浜会場は8千人以上を収容でき、多くのファンらでにぎわっている。