【ラグビーW杯】12、13日の横浜市ファンゾーン中止 台風接近で

MM21地区の臨港パークにあるファンゾーン=9月28日

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に合わせて、横浜みなとみらい21(MM21)地区臨港パークに開設している「ファンゾーン」について、横浜市は10日、台風19号の接近に伴い12、13の両日、開催を中止すると発表した。

 両日に予定していた関連イベント、「横浜ラグビーフェスタ2019」(新横浜駅北口西広場)と「こづくえマルシェ」(小机駅北口側特設会場)も中止とする。

 市市民局ラグビーワールドカップ2019推進課によると、ファンゾーンの大型テントやスクリーンの撤去作業は10日から開始する。設置には48時間ほどかかるため、仮に13日に晴れて試合が行われたとしても間に合わないという。同課は「残念だが、苦渋の決断」と話している。

 ファンゾーンはW杯開催都市に設けられ、試合を大型ビジョンで観戦できるパブリックビューイング(PV)や、ラグビー体験などのイベントなどが実施されている。最大規模の横浜会場は8千人以上を収容でき、多くのファンらでにぎわっている。

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