長崎県佐世保市の伝統工芸品、三川内焼が一堂に集まる「みかわち陶器市」(実行委主催)は10日、三川内本町の三川内焼伝統産業会館前で始まった。14日まで。
認知度向上や産地の活性化を目的に毎年開き64回目。27の窯元や商社が、食器や花器など2万点以上を出品。通常の3~5割引きで販売している。
会館内の三川内焼美術館で開く名工展では、日本画の高い技術を駆使し、器に絵を描き染める「陶画工」として活躍した故中里恒光氏の作品15点を展示。箸置きやストラップなど小物が入ったカプセルが出てくる「三川内焼ガチャガチャ」を初めて企画。豆皿500種類の展示販売や、絵付け体験もある。
毎年楽しみにしている世知原町の鴨川裕子さん(61)は「唐子のデザインが窯元で違っていておもしろい。掘り出し物や新作がありお得感がある」と話した。
12日は三川内焼を使った世知原茶の入れ方体験、13日は市の学芸員、溝上隼弘氏のギャラリートークを開く予定。
みかわち陶器市に2万点超 「掘り出し物あり お得」
- Published
- 2019/10/11 00:01 (JST)
- Updated
- 2019/10/12 00:04 (JST)
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