■ジェンダー平等を推進
日本青年会議所(JC)全国大会富山大会が10日、4日間の日程で始まり、日本JCの鎌田長明会頭と主管の富山JCの在田吉宏理事長が富山市役所で抱負を述べた。鎌田氏は、11日に同市のオーバード・ホールで日本JCと国連女性機関が日本初という覚書を交わすことを明らかにし「ジェンダー平等の実現を目指す」と語った。
日本JCは「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進に向け、全国で17億円超の事業費を投じ活動を展開している。鎌田氏は、国の「SDGs未来都市」に選ばれた富山市での大会開催の意義を強調。同機関と連携してジェンダー意識の変革を目指し、100万人の署名を集める方針を示した。当面は1、2年以内に30万人分を目標とする。
在田氏は「全国から1万人を超える青年経済人が富山に集い、その力を感じている。大会を成長するきっかけにしたい」と話した。
台風19号の接近に伴う12日の式典開催の可否について、日本JCの勝木征史副会頭は11日に判断するとした。10日、鎌田氏らは県庁で石井隆一知事、市役所で森雅志市長を訪ねた。
同日夜、富山JCは来県した会員を歓迎するため、富山商工会議所ビルの西側壁面に「ようこそ富山へ」などのメッセージを映し出した。11日も行う。