滑川で酒蔵アート 13日から作家18人出展 歴史的建物と芸術コラボ

本番に向けて話し合う作家ら

 酒蔵アートinなめりかわ2019が13~20日、滑川市瀬羽町の旧宮崎酒造と有隣庵で開かれ、過去最多18人の作家が作品を展示する。2会場はいずれも国登録有形文化財となっており、実行委員長で画家の水野利詩恵さんは「歴史ある建物と芸術のコラボを楽しんでほしい」と話している。入場無料。

 NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会と作家たちでつくる実行委員会が2014年から開いている。かつて北陸街道の宿場町として栄えた旧町部の活性化につなげるのが狙いだ。

 出品は陶芸や木工、書、写真など計10ジャンルにわたる。初めて参加するのは造形の川原和美さん(高岡)と三宅寛享さん(滑川)、彫刻の田中郁聡さん(南砺)、ガラスの米山佳菜子さん(上市町出身、秋田市)の4人。米山さんは昨年の帰省時にたまたま酒蔵アートを訪れ、実行委に参加を希望したという。

 13日は午後2時から観賞用植物標本「ハーバリウム」を作るワークショップ、19日は同6時からジャズライブがそれぞれ開かれる。

 問い合わせは水野さん、電話090(1639)8563。北日本新聞社共催。

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