企業がコーヒー生産者に投資支援しないと、将来、イギリスではコーヒーが非常に贅沢な商品になってしまう可能性があるという。オンライン・メディア「ハフポスト」が伝えた。
昨今の気候変動による著しい気温の上昇や市場価格の暴落により、南米ペルーのコーヒー農家は現在苦境に陥っているといわれる。特にフラット・ホワイトやカプチーノといった、イギリス人が日常的に飲むコーヒーに使われるアラビカ豆の生産者は、気候変動による害虫被害で違う作物の生産に転向せざるを得ないといった、厳しい状況に直面しているという。
専門家は、世界の半分以上のコーヒー農地が、2050年までには豆の生産に適さなくなるだろうと予測。また、生産者が別の作物に着手することでコーヒー豆の品質が低下する他、生産量の減少が価格上昇を引き起こす恐れがある、と危惧している。
