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透明な窓から覗くと、ボディがゆっくりと水に浸かっていく。ゆうゆうと水中を進む姿は水族館で見るジュゴンのよう。ボディをエスコートするのはゴンドラのような装置。急角度で水槽に沈めては引き揚げていく。
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入浴タイムを終えると、待っていたのはアームロボット軍団。体を揺らしながら幾何学的な模様を描いていく。ピカソもびっくりの筆遣い。この工場、一体何を作っているのか?
答えは三菱自動車の人気SUV「アウトランダーPHEV」。
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愛知県にある岡崎製作所で月間3000台を生産している。水槽にボディを沈める角度は45度。急角度で出し入れすることで、水槽の長さを短くでき、水の節約にもつながるという。また絵の具のように見えた白い液体は「樹脂」。樹脂でボディの隙間をふさぐことで、水などの浸入などを防いでいたのだ。
【工場fan編集局】