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工場に現れたのは大きなタンク。なんだか甘い香りが漂ってくる。中を覗くとチョコレートがたっぷり。このチョコをつなぎにして、ビスケットとココアクッキーを棒状に固めていく。畝のように何本も並んだ姿は、まるでチョコの畑である。一体、何を作っている工場なのか?
答えは「ブラックサンダー」。
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年間シリーズ2億個が売れるチョコ菓子の大スターで、主に有楽製菓・豊橋夢工場で生産されている。1個30円という安さと、ザクっとした食べ応えが人気の秘密である。
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縦に長いブラックサンダーを商品サイズにカットする時、なぜか、ぎりぎりで刃を止める。まるで皮一枚を残す“ハモの骨切り”のような離れ業。つながったままのブラックサンダーは、なんとベルトコンベヤーの段差を使ってやさしく切り分けていた。切り残しが出ないようにする工夫である。
最後はチョコのカーテンに突入!たっぷりとチョコで身を包むと、あの大ヒットチョコ菓子が誕生する。 【工場fan編集局】