
元レアル・マドリードのロベルト・カルロス氏は、“銀河系軍団”としてサンティアゴ・ベルナベウで過ごした当時を振り返った。
R・カルロス氏は1996年7月にレアルに加入すると、銀河系軍団の一人として10以上クラブに在籍。ラ・リーガ優勝4回にUEFAチャンピオンズリーグ優勝3回と多くのタイトルを獲得した。レアルの栄光時代を過ごしたR・カルロス氏は、長いキャリアの中で成功する監督とそうでない監督の違いについて語っている。
「2003年にラ・リーガで優勝した時、ビセンテ・デル・ボスケ監督は私たちが何を望んでいるか知っていた。月曜日の練習はいつも午後5時に行われたんだ。火曜日も時々ね。彼は私たちに朝11時に来るようには頼まなかったんだ。でも、ホセ・アントニオ・カマーチョ監督の時は違ったね。ロッカールームで危険な状況を作ったよ。彼は午前7時から練習しようと言ってきたんだ。時間を変えて習慣化しようとしたんだね」。
南米の選手が多かった当時は、時間に厳しい指揮官は成功できなかったよう。さらに食文化も大きく影響を及ぼしたようだ。「バンデルレイ・ルシェンブルゴ時代にも考えの違いがあった。ブラジル人は夕食前にビールやワインを飲む習慣があった。だけど彼はそれをテーブルから外してしまったんだ。だから私やロナウドは、“監督、ここの人々はそれぞれ習慣を持っている。あなたがボスだとしてもそれらを変えようとしないでくれ”って言ったんだ。そしたら彼はワインとビールを一切禁止にした。だから私たちは、彼が解任となった時“アディオス”って見送ってやったのさ」。
強力なキャラクター集まって誕生した“銀河系軍団”。当時のパワーバランスについて問われたR・カルロス氏は次のように答えた。「彼らは、試合が終わればプライベートジェットで去っていった。ベッカム、フィーゴ、ジダンみんなそうだった。至る所にプライベートジェットがあるのさ。あの光景はクレイジーだったね。代表でもチームメイトだったロナウドは楽しい思い出しかないね。1993年から彼とは遠征先でもずっと同じの部屋だったし、たぶん妻よりも寝た回数が多いよ」。
