【台風19号】三浦半島、HPで備えや避難呼び掛け

横須賀市役所

 台風19号の接近に備え、三浦半島の4市1町は、コミュニティセンターなどに自主避難所の開設を決めるとともに、ホームページ(HP)などで住民に事前の備えや早めの避難を呼び掛けている。

【横須賀市】

 市内16カ所のコミュニティセンターを11日正午から自主避難所として既に開設した。12日午前8時半からは横須賀市総合体育会館も使用する。

 情報提供は、HPを災害対応版としてトップページを変更。地元のコミュニティーFM局「FMブルー湘南」に協力してもらい、ラジオからも情報発信する。

【鎌倉市】

 11日午後6時から市立16小学校に避難所を開設した。HPには「台風19号の接近に備えて」と題したページを公開。防災行政無線が聞こえない時に備え、消防テレホンサービスや防災・安全情報メール配信サービスの利用を案内するなどしている。

【三浦市】

 12日午前8時から市役所第2分館など3カ所に自主避難所を開設。9月の台風15号で損壊した住宅もあることから、避難者が増えた場合に避難所増設も検討している。

 市役所では希望者に土のうを無料で提供している。

【逗子市】

 12日午前10時から沼間小学校地区コミュニティセンターや市民交流センターなど自主避難所5カ所を開設する。

【葉山町】

 12日午前9時から町立小・中学校6校や町福祉文化会館など計11カ所に指定緊急避難場所を開設する。

 HPは「緊急情報」として災害への備えを列挙して、注意を呼び掛けている。

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