9月の東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を2位でゴールし、東京オリンピック代表に内定した服部勇馬選手(済・16卒、トヨタ自動車)が10日、文京シビックセンター(東京都文京区)を訪問し、成績を報告をしました。
文京区長から花束
佐藤敏信監督と2人で訪れ、真剣ながら穏やかな表情で登壇した服部選手。事前に周知されたこともあり、平日朝ながらも多くの区民や関係者が駆けつけました。はじめに成澤廣修文京区長から「服部選手は文京区の東洋大学で学び、文京区に本社のあるトヨタ自動車の所属。(箱根駅伝をつくった)金栗四三さんも文京区で学び、働いたように、文京区とマラソンはゆかりがある」と挨拶。「(東京五輪も)頑張ってください」と花束を贈りました。
服部選手の話
自分自身に勝った
「大学の先輩でもある設楽(悠太)さんがひとりで出られて、「本当に凄いなぁ」と尊敬する思いで走っていました。(後半で)設楽さんは失速してしまいましたが、東洋大学、トヨタ自動車のひとりとして、オリンピックの舞台に立ちたいと思って走っていました。不安ももちろんありましたが、終盤40km位を迎え、自分自身に勝ったという思いがあったので、2位に内定することができたのかな、と思っています。」
つらい日々を乗り越え
「マラソンを志したのは、東洋大学2年生のとき。そこから約5年半かかってオリンピックの舞台に立てます。本当につらい日々でしたが、とにかく乗り越え、嫌なことをやり続けて、ようやくこの結果が生まれました。東京オリンピックではさらなる暑さや、(厳しい)気象コンディションになると思います。東洋大学で学んだ「その1秒をけずり出」す走りや、トヨタ自動車での日々をこれからも続けて、自分自身の最大限のパフォーマンスを発揮できるように準備したいと思います。」
東京五輪でメダル獲得を
「メダル獲得を目指したいと思います。そのためにはスタートからゴールまでたくさんの方の応援が必要になるので、ぜひ現地の方で応援していただければと思います。」