【台風19号】停電、断水… 県がHPで被災情報受け付け

神奈川県庁

 台風19号による被害を迅速に把握しようと、県は14日から、県民からの災害情報を県ホームページで受け付ける。自治体の目が届きにくい「隠れ停電」や「隠れ断水」といった被害をキャッチし、早期復旧につなげるのが狙いだ。

 県が想定しているのは、停電や断水、土砂崩れといった身近で起きた災害をはじめ、不足している物資などの情報。寄せられた情報は関係部局や市町村などで共有し、必要に応じて職員や業者を派遣して確認や対応に当たる。

 9月の台風15号で甚大な被害が生じた千葉県や横浜市で全容把握が遅れた教訓を踏まえ、導入を決めた。県は「行政の手が届きにくい情報をいち早く把握し、抜けのない対応につなげたい」としている。

© 株式会社神奈川新聞社