「清涼剤に使われるのでは」 県内新閣僚に野党追及相次ぐ

小泉進次郎氏

 衆院予算委員会で11日、神奈川県内の新閣僚が過去の発言を巡り、野党から追及を受ける場面が相次いだ。

 小泉進次郎環境相(衆院11区)は、森友学園問題で「官僚だけに責任を押し付けてはいけない」とした昨年の発言を引き合いに、立憲民主党の辻元清美氏から「誰か政治家が責任を取ったか」とただされた。

 小泉氏は「質問の通告を受けていない」とかわした上で、「環境相として気候変動のことについても議論したい」などと答弁。辻元氏から「『くさいものにふた』ではないが、小泉さんが政府のいろんな問題をごまかす清涼剤に使われるのではと心配している」と皮肉られた。

 一方、田中和徳復興相(10区)は、就任直後の会見で東京電力福島第1原発事故の自主避難者を巡る問題について「担当外」とした発言を問われたが、「福島県、自治体と密に連携し、避難者の生活再建を支援していく」と強調した。

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