誰が最もチャンスを作った?今「欧州最高の司令塔」TOP10

欧州サッカーのシーズンがスタートしておよそ3ヶ月ほど。各リーグの試合もかなり進んでおり、そろそろ中盤戦といったところ。

今回は『Planet Football』から、「平均キーパス数で見る欧州最高の司令塔ランキング」をご紹介しよう。なお、「キーパス」とはシュートを導いたパスのことだ。

サンティ・カソルラ(ビジャレアル)

平均チャンス創出数:3.0回

ビジャレアルはもちろんサンティ・カソルラで「ギャンブル」をしたといえる。アーセナルで深刻な怪我に苦しみ、再び歩くことができるかどうかも心配されたほどの彼を獲得したのだ。

その賭けは大当たりだった。彼はリーガで1試合平均3回のチャンスを作っており、欧州でもトップクラスのパス能力を見せつけている。

ホセ・カンパーニャ(レバンテ)

平均チャンス創出数:3.1回

セビージャの下部組織で育ったカンパーニャは、スソやヘセ・ロドリゲス、ジェラール・デウロフェウらと並んで欧州U-19選手権を制覇した。

それからスペイン代表にステップアップすることはなかったが、彼はレバンテでプレーメーカーとしての地位を確立。アシストはまだ1回とチームの決定力に足を引っ張られてはいるが、素晴らしいパスを何度も見せている。

ディミトリ・パイェット(マルセイユ)

平均チャンス創出数:3.2回

ウェストハム・ユナイテッドでは大活躍からの練習ボイコットで追い出されるように退団という2面性を持った時間を過ごしたパイェット。いろいろあったが実力は確かである。

マルセイユは今季アンドレ・ヴィラス=ボアス新監督の下で苦しいスタートとなっており、彼も審判への暴言で4試合出場停止を受けているものの、チャンスは作っている。

ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)

平均チャンス創出数:3.3回

23歳の彼はロベルト・マンチーニ監督が率いるイタリア代表でも重要な存在になりそうだ。パウロ・フォンセカ氏のローマでは欠かせない存在となっており、先日は「1試合3アシスト」という珍しい記録も達成した。

シュートにつながるパスを出すことにかけては、セリエAでも屈指の選手であると言えよう。イタリアのユニークなタレントだ。

トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)

平均チャンス創出数:3.3回

このリストで唯一のサイドバック。ディフェンダーでランクインすることはとても難しいが、リヴァプールのファンはあまり驚いていないかもしれない。

彼は明らかにアンディ・ロバートソンとともにチームの中心的な存在となっており、外から多くのチャンスを作り出している。

トーニ・クロース(レアル・マドリー)

平均チャンス創出数:3.3回

ジネディーヌ・ジダン監督の復帰からレアル・マドリーには強い風が吹いているが、クロースにとっては何のことでもないようだ。

クラブは様々な変化を強いられているものの、やはり中盤のクロースは別格の働きをしているし、常に信頼を寄せられるだけの存在だった。

マルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)

平均チャンス創出数:3.3回

レアル・マドリーから貸し出されているノルウェーの「元ワンダーキッド」は、今季のリーガで最も驚きを与えている選手の一人だ。

もちろんレアル・マドリーに戻ってすぐに活躍できるとは断言できないが、今のパフォーマンスはリーガでもトップクラスのものである。

ホセ・カジェホン(ナポリ)

平均チャンス創出数:3.7回

今季のナポリはややフラストレーションが溜まるスタートになっているが、カジェホンは個人的にこのシーズンを楽しめているのではないか。

彼は常にナポリの中で安定した活躍を見せており、32歳になっても減速を感じさせない。むしろアンチェロッティ氏の指導を受けて成長しているように見える。

ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)

平均チャンス創出数:4.1回

昨季は怪我もあってイライラするシーズンだったデ・ブライネ。優勝を果たしたチームの中、大部分の試合を逃すことになってしまったのだ。

しかし彼が凄いところは負傷から復帰直後にトップレベルを保てることだ。すでに多くのチャンスを作り出しており、プレーさえできれば確実に結果を残す。

ヌリ・シャヒン(ヴェルダー・ブレーメン)

平均チャンス創出数:4.2回

あの天才MFが帰ってきた。ボルシア・ドルトムントでユルゲン・クロップの薫陶を受け、若くしてレアル・マドリーに移籍していった天才がだ。

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