新時代のまちづくり考察 高岡市制施行130周年シンポジウム

「地域づくりのミライ」をテーマに語り合ったトークセッション=ウイング・ウイング高岡

 高岡市の市制施行130周年記念シンポジウムは14日、ウイング・ウイング高岡であり、来場者が講演などを通じて明治期からの歩みを振り返りながら新時代のまちづくりを考えた。

 トークセッションは「地域づくりのミライ」をテーマに有田行男富山大芸術文化学部准教授がコーディネーターを務め、荒井公浩高岡熱中寺子屋校長、服部恵子たかまち鑑定法人代表取締役、林尚史ディスカバー・ジャパン取締役プロデューサーが登壇した。

 持続可能な社会やエリアマネジメントなど五つのキーワードが挙がり、「人が流れるまちにする」「自分ごととして捉える人材が必要」といった意見が出た。

 高倉史人高岡法科大教授が講演し、商工都市として栄えた1889年の市制施行時の高岡の状況や、発足に尽力した元市長、鳥山敬二郎の功績を説明した。高橋正樹市長が開会のあいさつをした。

© 株式会社北日本新聞社