【台風19号】小田急小田原線、15日午後5時ごろ全線再開 復旧大幅に早まる

 小田急電鉄は14日、台風19号の影響により一部で運転見合わせが続いている小田急小田原線について、15日午後5時ごろに全線で運転を再開する見込みと発表した。

 同社は、17日始発からの運転再開を目指すとしていたが、特殊重機の調達により作業効率が高まり、復旧が大幅に早まった。

 小田原線では、台風の影響で渋沢-新松田間の線路脇の河川が増水し、護岸コンクリートが幅約20メートルにわたって崩れ、電力柱が傾いた。秦野-新松田間で運転を見合わせており、運転再開までは新宿-秦野間、新松田-小田原間でそれぞれ折り返し運転する。

 一方、15日朝のラッシュ時間帯については、小田急線各線の運転本数を減便する。

 同社によると、小田原線は▽新宿-相模大野間で約9割▽相模大野-伊勢原間で約7割▽伊勢原-秦野間で約5割▽新松田-小田原間で約7割に減便。江ノ島線は約8割、多摩線は約9割とする。

 運転状況は同社のホームページ(www.odakyu.jp/)で確認できる。

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